年鑑第一号『年鑑 日本のパッケージデザイン〈2017〉』

弊社がデザインを手がけた、『Tokyo TDC Vol.28』が発売されました!

 

昨日よりクリエイションギャラリーG8 高田唯展「遊泳グラフィック」の会場では、

『年鑑 日本のパッケージデザイン〈2017〉』、

『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN〈2017〉』、

『Tokyo TDC Vol.28』の3冊が横に並んだ姿をご覧いただくことができます◎

 

わたしは会期中にこの3冊が並ぶ姿を今か今かと心待ちにしていました。

これから3回にわたって、年鑑制作の裏話を連載していきます!

 

 

さかのぼること3年、日本パッケージデザイン大賞、

化粧品・香水部門で金賞を頂いたことがきっかけとなり、

2017年度版の書籍のデザインのお仕事が舞い込んできました。

 

きっかけとなったuka nail oil  takeoff 13:00

フタを開けると、30パターンの空の写真がのぞく。

こちらの作品も会場で展示中です!

 

年鑑のデザインに携わることは、かねてから望んでいたことなので、

お話をいただいた時は、飛びあがるほど嬉しかったのを覚えています。

(この時、さらに年鑑のお仕事が入ってくるとは知る由もありませんでした)

 

年鑑委員会のみなさんと会議を重ねていくうちに、

何を思ったか高田の口から「宇宙」というキーワードが出てきて、

そこからおよそ半年の間「宇宙」と対峙しながら、

時に自問自答しながらデザインしていきました。

 

特に宇宙感にこだわったのは作品撮影。

入選作品オール撮影、1商品につき1ページ掲載という贅沢な仕様だったので、

せっかく撮るなら他にない見せ方を考えたい。

作品を宙に浮かせてはどうだろう。と言われた時、わたしは耳を疑いました。

451点もある作品全てをテグスで吊るすのですか!?

始めは本気だったようですが、、カメラマンさん達の発想とテクニックのおかげで、

浮遊感を出しながらの撮影を乗り越えました!

 

作品と背景との接地面に出る影、純粋に作品を見る人にとって、

なくてもよい情報なのではないかという議論がありました。

切り抜きでは味気ないので、影の存在を最小限に抑えるという意味でも

「宇宙」はぴったりのテーマだったのかもしれません。

 

今回の書籍ではもう一つクリアしなければならない課題がありました。

『セルフ販売』と『対面販売』の住み分けです。

コンビニで販売されるスナック菓子のパッケージと、お菓子屋さんで売られるパッケージを

同一の基準で審査して良いのだろうか。

毎回そのことがひっかかり審査委員の方々を悩ませていたそうです。

今回は『セルフ販売』と『対面販売』分けて審査しよう! という流れになり、

その縮図を年鑑の書籍の中でもわかりやすく表現してほしいとオーダーをいただきました。

 

既にご覧になった方はもうお分かりですね。

『セルフ販売』は白背景。『対面販売』は黒背景で撮影しています。

書籍の小口を見るとシマシマ。

主要5部門(食品/菓子/アルコール飲料/一般飲料/化粧品・香水)は

1カテゴリーの中に『セルフ販売』と『対面販売』の

それぞれ金・銀・銅賞が存在しています。

受賞者が最も多い表彰式になったそうです!

 

パッケージデザイン大賞を受賞された2作品のページはもちろんですが、

巻末のダイアグラムも必見です。

時代の流れに合わせて変化を遂げてきたパッケージデザインと審査方法を

ダイアグラムによって垣間見ることができます。

 

 

ケースに使っている写真は大理石のテクスチャです。

言われてみれば大理石なのですが、荒ぶる海面や、

どこか遠い惑星の表層のようにも見えませんか?

表紙は蛍光オレンジのビニールカバーを選びました。

見本帳の中でひときわ目立っていたものです。宇宙感を助長させていますね。

 

 

そんなこんなで出来上がった、

『年鑑 日本のパッケージデザイン〈2017〉』は

 

遊泳グラフィックの会場でご購入いただくことも可能です。

 

会期:10.19 木まで

時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

 

またとない機会ですので、他の2冊と比べながらじっくりご覧ください!

 

 

yt.

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