第2回 オールライトインタビュー

 

オールライトインタビュー!

 

今回はこの秋デビュー予定のシンガーソングライター、東郷清丸さんにデビューアルバム「2兆円」についてをインタビューしました。

 

 

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──「2兆円」の発売までのこり1週間、今の気持ちはいかがですか?

 

すごいわくわくしてます!発売日が近づくにつれて、ムードがどんどん盛り上がってるのを感じてます。今回のデビューにあたり本当にいろんな人を巻き込んだので、その人たちの期待も伝わってくるからかな。うん、だからすごいわくわくしてます。なんか起こりそうだな〜!みたいな(笑)。

 

──「2兆円」は清丸さんのファーストアルバムとのことですが、音楽活動は以前からされていたんですか?

 

15歳から始めたのでもう10年以上は音楽活動をしてることになりますね。

 

──先日、今回のアルバムでは全てを出し切った(全60曲!)のでもう手持ちの曲は1曲も残っていないという話が聞こえたのですが、それは本当ですか?

 

のこりゼロです。このアルバムには東郷清丸として活動する以前の曲も全て収録したので。出し切っちゃった(笑)。

 

──「2兆円」はタイトル、ジャケット共にすごく印象的ですね。どのようにして「2兆円」が出来たのか聞かせてください。

 

ジャケットの撮影のためにゆいさん(高田唯/アートディレクションを担当)とgtさん(後藤洋平さん/写真を担当)と奄美大島に行ったのですが、撮影前日、ホテルでカメラテスト中に偶然撮れた写真がすごく良かったので、その場でジャケットにすることを決めました。その時点ではアルバムのタイトルは決まっていなかったのですが、写真が撮れたその場でゆいさんがデザインを作りはじめて、ふと「2兆円」という文字をデザインに入れて…それがすごいしっくりきて(笑)。これだな、と思って決めました。

 

──先行販売やチラシの配布等で、徐々に「2兆円」が広まってきていますが、どんな反応をされることが多いですか?

 

反応は…まずは「このジャケットめちゃくちゃいいね!」と言われます。中身も評判がよくて、既に何度も聴いてくださっている方もいるようで嬉しいです。自分の曲は良い!と自分ではいつも思っているのですが、人からも良い反応がもらえるとより自信が付きますね。

 

──「2兆円」にはA面とB面があり曲数も多い(全60曲!)ですが、清丸さんとしてのおすすめの聴き方はありますか?

 

A面は、アルバムとしての流れを考えて作ったのでまずは頭からお尻まで、通して聴いてみてほしいです。B面は、もう好きなとこから(笑)。気になったタイトルから聴いてもらえればいいなと思ってます。

 

──続々と取扱い店舗も決まっているようですね。

 

うん、このまま世界まで行きたいすね。

 

──デビューに合わせてイベントも開催されるとか。

 

はい!いちばん直近のものだと12月5日(火)にAllright Musicのレーベル設立パーティを開催します。音楽に限らず発信したいことがたくさんあるので、ライブだけではなくトーク等も交えて、「Allright Music」やこの「2兆円」をまるごと楽しんでもらえるイベントにしようかと!

 

 

──収録曲「ロードムービー」のPVも公開されましたね。これは自分たちで撮影したのですか?

 

道路に人を集めて等間隔に並んでもらい、1本の道を走る様子をそれぞれのスマートフォンで撮影してもらいました。端末によって写りが違ったりして、そういうところもいいですよね。ちなみに、もうひとつ近日公開予定のPVもありますのでお楽しみに。(こちらもすごくいいです!!!)

 

──音楽を作るというのはどういう感覚ですか?どういう風に曲は生まれるのですか?

 

日常的に結構口ずさんでいて…。

 

──たしかに、よく歌っていますね。

 

あとは人が見ていないところでもリズムをずっととってたり。ドツドツ言ってたりするんだけど(笑)。日常的にいつも何か着想を探しています。あと歌詞については、いつもぼんやりと考えていたことを歌詞を書くタイミングで結晶化させてる感じ。歌詞は、聴き手がまずはじめに世界観やメッセージを感じ取るきっかけの部分だと思うので、気を使ってますね。

 

──歌詞は誰の目線で書いているのですか?

 

えっとね、最近は結構、幽霊目線というか(笑)。誰かだったり自分だったりもするんだけど、現実ではなくもっと抽象的な世界で、自分が思っていることは他人が思っていることでもあり…みたいな、もうちょっとこう、意識を集合させる感じで思考してることが多いかもしれない。あとは、メロディとのはまり方や言葉数や単語そのもののパワーとか…フックとなる言葉とか、聴き手にずっとこっちを向き続けてもらえるように組み立てを考えています。

 

 

──自分の曲は普段から自分で聴きますか?

 

すごい聴きます(笑)。みんなと同じ目線で聴きたいと思ってわざと2〜3週間間を置いて聴いたりとかもして。ずっと昔に作った曲も、当時はぜんぜんだめだ…と思っていたのに改めて聴くと結構ちゃんとやってる…いいじゃん!となることもあって。製作している時と、時間が経って聴く時とでは心のバランスも結構違うな〜と思ったり。

 

──最後に、これから出会うファンのみなさまに一言お願いします!

 

面白がってもらえるようにたくさん頑張るから、面白がってついてきてほしいです!音楽は僕の人生をかけてやっていくことになると思うので、ちゃんと見ていてほしいなと思いますね。応援してください!

 

──清丸さん、ありがとうございました!

 

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東郷清丸デビューアルバム「2兆円」 11月22日(水)発売です。お楽しみに◎

 

ts.

 

 

東郷清丸「2兆円」発売&ツアー告知フライヤーできました!

遊泳グラフィックでの先行発売が終了してからはや1ヶ月ほど。

いよいよ「2兆円」が世にでていく日が近づいております。

11月22日(いい夫婦の日)、水曜日にいよいよ全国発売です〜〜!

 

そしでフライヤーも完成いたしました!!

 

 

 

ツアーの日程も続々決まっております。

直近はまず11/22(水)発売日の21時からココナッツディスク池袋店さんでインストア!

そして12/5(火)には阿佐ヶ谷ロフトAにてAllrightMusic設立パーティーを行います!!

 

会場によって演奏形態も違うので是非コンプリートめざして下さいな◎

 

バッチリ刷り上がったので、いろんなところで配ってきま〜〜す!

みかけたらもらって下さいね◎

雑誌掲載情報:ブレーン12月号

 

雑誌掲載情報!


現在発売中のブレーン最新号に眦弔竜事が掲載されています。

 

 

特集のテーマは「あれから10年」。オールライトは今年で設立11年目となりました。10年前のゆいさんについて、10年前のオールライトについて、インタビュー形式で取材していただきました。

 

制作物に関する具体的な話だけでなく、ゆいさんとオールライト自身の10年間を振り返るおもしろい内容です。(10年前の顔写真も掲載されています!笑)

 

他の特集ページもみどころ満載ですのでぜひ読んでみてください◎

 

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明日まで!眦塚E 遊泳グラフィック

 

みなさまこんにちは。


現在銀座G8で開催中の眦塚E 遊泳グラフィックが、残すところあと1日となりました。

 

 

まだ行っていない!という方も、もう一度見たい!という方も、明日までですのでぜひお越しください。

 

明日は午後から眦弔在廊予定ですので、展示についても色々と聞けるチャンスです。展示のことでもそれ以外のことでもお気軽に話しかけてみてくださいね◎

 

また、この秋デビュー予定のシンガーソングライターの東郷清丸も午後から在廊します。只今G8では、東郷清丸のデビューアルバム「2兆円」が遊泳グラフィックの会場限定で先行販売されております。(明日まで!)一般販売は11月を予定しておりますので、気になっている方は明日中に会場で購入されることをおすすめします。アートディレクションは眦塚、写真は後藤洋平が担当しております。ジャケットだけでも凄く良いのですが、曲もさいこう!全60曲入りの豪華仕様です。本当におすすめ!

 

 

もちろんCDに限らず遊泳グラフィックには見どころがいっぱいですので、どうぞ最後までお楽しみください。会場でお待ちしております。

 

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「Allright Musicってなんですか?」〜清丸の歴史編2〜

こんにちは。Allrightの清丸です。

さて今回は〜清丸の歴史編〜続きです。ドゾ!

 

 

 

- - -

「音楽をちゃんと仕事にしてみよう!」

と唐突にひらめいたけれど、一体何をするのがよいのか。

 

僕がイメージしたのは、

アルバムを出してライブをして…いわゆるアーティスト活動と

映像とか空間とか、音楽を必要としているところへ

楽曲を提供することでした。

 

まずは今までやってきたことの延長として

先にアーティスト活動で注目を集めるべきかなと、

「東郷清丸」としての曲を制作しはじめました。

(いままではバンドとしてしか活動していなかったので

個人名義でやるというのも、僕にとって新しいチャレンジでした。)

 

それで一番はじめに出来たのが、ロードムービーです。

身近な人たちにもすぐ聴かせてみました。Allrightの人たちにも。

唯さん(眦塚)が「すごくドキッとした!」と言ってくれたし

ほかの人たちからの反応もすごく良かったので、

間違ってないな、と確信を得ることができました。

 

僕は高校生のころに初めて音楽をつくってからそれまで

自分の好きなタイミングで好きなようにしか曲をつくっておらず

1年くらい何も作らないなんて平気でしてたのですが

音楽で稼ごうと思っている人がそうではまずいだろうと

とにかく練習として、沢山曲をつくり出しました。

 

 

僕の得意分野は、歌が立つような音楽なので

メロディと言葉が蛇口をひねったらドバドバ出てくるような

そんな身体になれば次のステップが見えてくるかなと感じて

アコギと歌のみ、30秒くらいのシンプルなものでもいいからと

1日1曲を目標に、2ヶ月弱くらいは作り続けました。

※「2兆円」disc-Bの26曲めから51曲目までは

そのころ作った歌を抜粋して集めた物です。

 

 

- - -

曲を作ってはネットに上げる日々を過ごしながら

やっぱりライブとかで人前にも出なきゃなとは思っていて

avexやULTRA-VYBEが主催していたオーディションへ応募しました。

https://big-up.style/tokyobigup

 

 

いわゆるオーディションイベントって

あまり空気が良くないものと思い込んでいたのですが

このイベントでは、高校生のときにどっぷり浸かってた

NUMBER GIRLの中尾憲太郎さんをはじめ

松田“CHABE”岳二さん、MC sirafuさんという

僕が好きな音を作ってきた人たちが特別審査員をしていました。

 

音源選考を抜けさえすれば最終のライブ審査で観てもらうことができます。

このプロの人たちにも自分の音楽を聴かせて、感想をききたい。

直接話せるチャンス、チャレンジしないわけにはいかないと応募して、無事ライブ審査までこぎ着けます。

 

ライブ審査に進むことが目標だったので

通過した時点で、グランプリが云々とかそういうのは正直、気にしてなかったのだけど

当日本番の反応は上々で、審査員のみなさんとも話せた上に特別審査員賞も頂いて

結果すべてにおいて楽しませてもらったイベントでした。

 

そんなこともありすっかり自信をつけた僕でしたが

世間的にはやっぱりまだ全くの無名。

急いで自分のアルバムを作って世に出す必要があると感じて

そのための曲の制作に取りかかりました。

 

Allrightや周りの人たちを僕の活動に直接、巻き込みはじめたのがこの頃で

ジャケットを作ろうと眦塚さん、後藤洋平さんを連れて奄美大島へ撮影旅行をしたり

いろはフェスタ2017にて、インサツレンジャーのテーマソングを作ったりしてました。

 

そんな中、オーディション時の繋がりで

「良かったらうちのレーベルからアルバム出してみる?」と

うれしいお声がけをいただきました。

 

CDを出してお店に流通させるまでには

音楽の制作費やCDの製造費や流通費用や宣伝費や…

とにかくお金がかかります。

 

僕は当初、自分の出せる予算規模でやれることをやろう、と考えていましたが

レーベル発ということになればその辺の条件がだいぶ違います。

特に僕は無名ですので、レーベルから発売=中身の良さが保証されている、ということは

お店に並ぶ際にも大変有利です。僕は飛びつきました。

 

 

…が、実はそこではうまくいかなくて。

誰が悪いとかでは本当にないんですが、ただタイミングが合わなくて、

あんまり話が進まないまま時間だけが経ってしまいました。

今すぐアルバム作って次へと行きたかった僕は、そちらのルートは諦めました。

 

やる気と元気と音楽はあるのに、なかなか歩みをすすめられない。

そんな日々は悶々としていてとても辛かったですが

そういう時こそまた、脳と身体が自然とひらめきをもたらします。

 

 

「あ、オールライトの中に音楽レーベルを作っちゃえばいいのか。」

 

 

- - -

僕がオールライトの中で音楽をやるということは

目に見えることも見えないことも含めて、メリットがありました。

 

1つめは、時間的な問題。

僕はそれまで、会社の仕事が活版印刷、個人の仕事が音楽、と

おなじ仕事だけれども会社とプライベートを分けて考えていました。

 

オールライトの活版部門を担う人として入っているんだから

事務所で過ごす時間すべてに給与として人件費が発生していて

その時間内に個人の音楽仕事のメールとか、すべきではない。

 

そういう意識を持ちつつ、やっぱりそういう訳にもいかず

平日の昼間にもバンバン連絡とったりしてたんですけど(笑)

そういう曖昧な部分を極力排除しなきゃとは思ってたのです。

 

音楽の仕事をオールライトで出来るようになれば

その辺りも大手を振って、気持ちよくやれるようになるぞ、ということです。

 

 

2つめは、予算的な問題。

話を持ちかけていただいた先のレーベルからの発売は諦めたけれど

やっぱり僕個人で用意できる予算の範囲内でやるとなると、

規模としてはかなり縮小せざるを得ませんでした。

 

できる範囲で工夫しながら最善を尽くす、ということの大事さも良くわかっていたけれど

でもやっぱりある程度の初期資金はあったほうが、作品の質は段違いに素晴らしくなる。

 

オールライトで事業として制作するならば

僕個人では用意するのに相当な時間がかかる予算において会社の力を借りることができる。

それは作品のために、ぜひやらねばならないと感じました。

 

 

3つめは、エネルギー的な問題。

抽象的な話になるけれど、

オールライトにはものづくりをするのにもっとも良い空気が流れていたし

僕もそこに呼応しはじめていたので、音楽もここで生むべきだとなんとなく感じていました。

 

グラフィックデザインも活版印刷も、僕が音楽でこれからやろうとしていることも、

見た目が違うだけでやりたいことの本質は同じ。

 

また、僕は自分の力の小ささも自覚していて、もっと大きくなりたいと思っていたし

そのためには先を行って色んな経験をしている人たちに引き上げてもらう必要がある、とも。

 

 

 

あとは、オールライトとしても面白い働き方を提示することを欲していたし

飲みの席で冗談半分でレーベルとかやったらおもしろいよね、みたいな話もしていたので

受け入れてくれるだろう、と簡単な予算計画などを準備して、いよいよ相談しました。

 

話はすんなり通ったので、大きなできごとは起きてないですが

それはすごい発明だとおもう、と唯さんが言ってくれたのはとても嬉しかったです。

 

それが決まってからというもの、レコーディングやマスタリングなど

僕もなんのツテもなかったところに色々協力してくれたあだち麗三郎さんが現れたり

事態はまた急激に好転していくのですが、それはまた別の機会に記します。

 

以上、Allright Music設立までの歩みでした。

 

 

 

 

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絶賛会期中の「遊泳グラフィック」にて

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会期は10/19までなのであとおよそ一週間。

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どうぞよろしくお願いします〜〜

 

リード曲「ロードムービー」MVはコチラ↓

 

 

「Allright Musicってなんですか?」〜清丸の歴史編〜

こんにちは。Allrightの清丸です。

 

さて、繰り返しになりますが我々は9月に

音楽部門「Allright Music」を立ち上げました。

 

きっと昔からずっと音楽やってたんだろうな〜と思われそうですが
「自分は音楽を仕事にするぞ」と本気で決心したのは
ちょうど1年前の9月。わりと最近なんですよね。

 

今回はそこに至るまでの経緯を振り返ってみます。
僕のおはなしです。どうぞご覧ください。

 

 

- - -

2012年の末ごろに遡ります。
バンド活動に勤しんでいた大学生生活が
いよいよ終わりに近づいてきた頃
僕の人生は全くのノープランでした。

 

色んな人から音楽の評価はすこし受けつつも、売れてる訳じゃ全然なくて
人生における「仕事」の役割とか、生活をすることとか、
ぜんぜん本気で考えていませんでしたし、
バイトしてたけどお金も全然なくて(むしろ奨学金がかさんで)…

 

「生きる為に働かなければいけないぞ」

とうとうそんな状況に追い込まれて、

周りより相当遅いタイミングで就職活動に乗り出したのでした。

 

どうにかサラリーマンになることができて

お給料もらって、暮らしてはいけるぞと少し安心しました。


そしたらやっぱりライブとかの音楽活動も楽しくて、やめられなくて

土日だけでなく、次第に平日も無理してやるようになっていきます。


当時の会社の人たちにもバンドをやってることは伝えてました。

音楽は自分の特技だから、隠したくなかったし。

 

その一方で、のめりこむと他のことを投げ出しがちな性質だから
全然のめりこめてない仕事のほうに支障をきたすことが多くなり
まず自分のやること、ちゃんとやったら?と

怒られることがだんだん増えていったのです。

 

元々は周りからも応援されて
自分でも好きでやってたはずの音楽なのに
否定されることが普通になってしまい

仕事もぜんぜん好きになれないし
そのうち全ての自信をなくして
どんどん疲弊していく毎日。

 

仕事ってなんだろう?
生活ってなんだろう?
人生とは…音楽とは…

 

そういうことを考えながら会社を辞めようとして
たまたま門を叩いてみたのがAllrightでした。

それが今から数えて2年前、2015年のこと。



- - -

ダメもとでの相談だったにも関わらず奇跡的に

活版印刷の職人見習いとしてAllrightに飛び込むことができました。

(端折ってるけどそこまでにも色々あったんです…でもそれはまたの機会に。)

 

活版印刷は自分ととても相性が良かったし

Allrightで仕事をすることができて

それ自体はとても嬉しかったけれど、
音楽をやることへの自信はなくしたまま。


そのうち僕は音楽を続ける道をついにあきらめて
デザイナーになろうと専門学校の夜間部へ入学します。

 

それまで造形的な創作など全くしたことなかった僕が
しかもすぐ隣にその道のプロたちがいるのに
わざわざ学校へ通いだしたのは、今となっては笑い話ですけれど
当時の自分としては、起死回生のチャンス、人生やり直そう!
本気でそう思っていたのです。

 

夜学に通うのは想像よりもずっと面白くて
そこで新たな友達と出会えたのも大変な刺激になりました。


でも仕事と、課題と、バンド(ここでもまだやってた!笑)と、
とにかく全てに手を出して楽しもうとしていたのですが
いまだに自分への自信みたいなものはズタボロのまま…

当時はそれを自覚することもできなくて
楽しくもあるけれどただただ悲しくて泣きたい…


そんな気分のままでなんでもかんでも手をだしていたから

なにも身につかないのにとにかく忙殺されていて、

そのうちすっかり搾りかすのようになってしまいました。
そんな状態がいまから1年前。2016年の8月あたり。

 

- - -

僕はいつも、「こうして物事を考えている僕」よりも
脳の無意識の部分や、意識のないはずの身体のほうが
ずっと早く正確に物事を察知していると感じます。

 

なにが辛いのか分からずに苦しかった夏、
ただ翻弄されるままの僕をよそに、僕の脳は、身体は、
勝手にいろいろな思案を進めてくれていたようで
捨てどきの雑巾のように布団に横たわって迎えたある日の早朝
「やっぱり音楽やろう、もっと真剣に」という意志が
ほんとうに唐突に、僕のなかにわき起こりました。

 

デザイナーになろうと思った気持ちは、自分にとっては
音楽をやりたいけどやれないという葛藤の産物で

そこから目を背けているばかりでは何も成就しないのではないか?

やっぱり音楽をやりたいんだよという

この超ピュアな欲求を、無視し続けていていいのだろうか?


音楽で生きていけないというのは本当か?やってみたのか?いや、やってない。

ちゃんと自分の能力をもって人の役に立って、自分で暮らす。
そういうことに踏み込んでチャレンジするほうが
自分にとって大切なことのはずだよな。やるべきだ!
そういう結論に至ったのです。

 

天啓ってこういうことなのかしら…?なんて思うのですが
覚悟決めてからはとても早かった。
その日のうちに学校を辞める決意をして
通学の為に協力してくれた人たちに謝り

Allrightの人たちにも、そういう決意を話して…。
(このときはレーベル云々の話はでてません)

 

「ちゃんと音楽で暮らしていくためには何が必要か?」
このタイミングで初めて、そういうことと向き合い始めたのです。

 

 

- - -
長くなりましたので、また次回に続きます!

すぐ更新しますよ◎

 

 

 

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「Allright Musicってなんですか?」〜宣言篇〜

「Allright Music 設立によせて」


たとえば、昔よく聴いた曲のほんの一節を耳にしただけで
 当時の風景や、匂いや、感情までもが蘇ってきたり
 無機質な空間のなかにうっすらとBGMがかかっただけで
 ふっと気分が軽くなったり…。

 

視覚や聴覚とはまた違う方法で
 わたしたちの生活そのものをまるごと包み込む、音楽の力。

 

Allright Musicは、良いエネルギーを持った音と言葉と
 それからハッとするような楽しいアイデアとを自由に組み合わせて
 いろんな人生を彩る音楽を生み出していきます。

 

(2017.09.01)

 

 


みなさんはじめまして、Allrightの清丸です。
このブログをお読みの方はすでにご存知の方がほとんどだと思いますが
Allrightは2017年9月より新部門「Allright Music」を立ち上げました。

 

音楽レーベルを始めます、と宣言したところ、身近な方からも
「Allrightで音楽レーベルをやるってどういうこと?なにするの?」
「デザイン/活版のAllrightがなぜ音楽をはじめたの?」
などなど、さまざまな質問が寄せられました。

 

その辺りについては、
ハッキリしていることもボンヤリしていることもあるのですが
今後のAllright Musicの活動をより楽しんでいただくために、
この場を借りて連載形式でお答えしていきたいと思います。

 

本日はコチラ〜↓

 

 

レーベル発足のお報せをしてから最も多く聞かれたのが
「Allrightで音楽レーベルをやるってどういことですか?」
「そもそも音楽レーベルってなんですか?」という疑問でした。

 

辞書的な意味合いのことならば簡単になら説明できますが、
この質問への適切な答え方は、僕もまだよく分かっていません。
…というと先行き不安に感じられるかもしれませんが(笑)

 

まず確かなことが2つありまして
僕がおもしろい音楽を生み出せる、ということと
Allrightの中にはワクワクする「いいエネルギー」があること。

 

これらのシンプルかつ揺るぎない事実を足場として、
人が喜ぶよい音楽を作って、なおかつ自分もうれしいという場所を
よりたくさん開拓していこうと思っています。

 

手始めに東郷清丸の1st Album「2兆円」の制作/販売にこぎつけましたが
(その制作事情に関しても書きたいことは山のようにあるのですが)
これは、できることのまだほんの一部でしかありません。

 

今後、いまの僕が想像も出来ないような何か、を実現できる予感がビシビシありまして
そういう機会をちゃんと作れるように、色々動いていこうと思っております。

 


- - - -
次回は「なぜ音楽をはじめたの?」ということについて。
"グラフィックデザイン" "活版印刷"ときて、次がどうして音楽になったのか
書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

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リード曲「ロードムービー」MVはコチラ↓

 

 

年鑑第三号『TDC vol.28』

『TDC vol.28』が9月30日に発売されました。

できたてほやほやの年鑑第三号について、お届けします。

 

 

表紙にななめに貼りつけられたものは、極薄のレンチキュラーです。

富士フイルムさんの技術が集結した逸品。

富士フイルムさんにレンチキュラーをご相談した経緯は、

2017年春にリリースした、『PHO』の見本帳の制作でした。

 

 

↑『PHO』見本帳:富士フイルムの写真の印画紙技術から生まれた紙『PHO』。

絹のような質感で、発色が良く加工にも適している。

3色展開にケント紙、エンボス紙と豊富なラインナップになっている。

この見本帳を弊社でディレクション&デザインしました!

遊泳グラフィックの会場(Allrightの部屋の平台、冊子コーナー)にて展示中◎

 

ご担当さんにレンチキュラーのことをご相談したら、快く引き受けてくださいました。

レンチキュラーの表現はとても多彩で、

2コマや3コマに、絵が切り替わるチェンジングというものや、

絵が3Dのように立体的に見えるものなど様々。

今回はチェンジングを採用することに。スミのアウトラインは据え置きで、

色面が切り替わるようにしました。もっとパキパキ切り替わるのかな…と

想像していたのですが、前後の色が混ざり合ってきれいなグラデーションに。

 

 

 

このようなプロセス4色のデータを用意しました。

特色は一切使っていません。光の加減なのかRGBのような多彩な色域。

照明や見る角度で色が変わるので、表情豊かな表紙になりました。

はじめは水平垂直なデザインだったのですが…入稿直前でナナメに変更。

 

グランプリとロゴのページ以外は黒背景にしました!

通常年鑑などに作品が掲載されるとき、白ベースの作品は紙地との境目を表すため、

数%のスミアミを乗せて擬似的な白を作ります。

本来の紙の白さを表現したい!という声から、ドキドキの黒背景に挑戦しました。

 

クーターバインダーという製本により、のど元までしっかり開きます。

レンチキュラーは手貼りと伺いました。

更にレンチキュラーの段差によって干渉し合う本を傷つけないようにと、

一冊一冊丁寧にシュリンクをかけてくださいました。

細部まで技術と思いやりが詰まった年鑑になりました。

この場を借りて、関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

結果的に3冊の年鑑のお仕事は、

一冊終わったら次…という具合で、同時進行になることがほとんどありませんでした。

一年中なんらかの年鑑に携わっている状態だったのですが、

わたしたちにとっては幸せな一年でした。

 

クリエイションギャラリーG8 高田唯展「遊泳グラフィック」

 

会期:10.19 木まで

時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

 

 

yt.

採用のこと

今日は採用のことを少しお話してみたいと思います。

 

はじめにお伝えしておきますが募集の記事じゃないです!スミマセン!

 

 

ありがたいことに、メールで時々いただくんですね

スタッフを募集していらっしゃいますか、と。

メールを下さる方の多くは就活をしている学生さん、

あるいは卒業したての方です。

 

つい先日も募集をしていますか、とメールをいただきました。

 

ありがたいなぁ、と思いました。

 

お返事をしました。

 

「今は募集をしていませんが、機会があればぜひご応募ください」と。

 

その後どうなったかって?

なんのお返事もありませんでした。

 

実は、今まで、募集をしていなかったタイミングでも

同じようにメールをくれてスタッフになった人もいたんです。

 

同じように、今は募集していないと伝えて。

それでもお返事をくれ、思いを伝えてくれたんですね。

 

会ってみよう、話してみよう、そういう思いにしてくれたから、

一緒に働くことに繋がった。

 

 

 

以前いてくれた中山信一くんは、まさにそうして仲間になってくれた一人です。

ある日、熱いメールを送ってくれて、私はそれに対して

どうしてうちに入りたいのか作文を送ってくれますか、とお願いしたんですね。

そしたら彼はお願いしたその日の夜に仕上げて投函してくれた。

 

そうしたらやっぱり会ってみよう、って思うじゃないですか。

 

その人の在り方を見たいと思うから。

 

 

もう一人、後藤洋平くんも、本当!!に!!!

しつこかったんです(笑

鞄持ちでもなんでもしますから!!!って。

いや〜マジでしつこかった。。さすがさそり座。。

 

 

今は二人とも卒業して、

それぞれイラストレーターとカメラマンとして活躍してますし

お仕事お願いすることもあります。

 

 

今いてくれている清丸もそう。

元々印刷会社の営業だった人が、活版印刷職人になって
なんなら音楽レーベル立ち上げてますし。。。
彼は最初のメールに書いてました。
「ここなら変われるんじゃないかって」と。
そういう覚悟で動く人は、別にオールライトじゃなくたって変われたと思うけど
何かを感じてくれてるんだな、と思ったからこっちも必死にこたえただけで。

 

これから就活(&転職)をする人に申し上げたいのは

方法は一つではないということです。

 

もちろん、何をやっても結局は思い通りにならないかもしれない。

就職と転職はタイミングも大きいし。

でも、工夫したこと、一生懸命思いを伝えたことは無駄ではないんです。

 

私が昔転職をするときに相談にのってもらった叔父も言ってました。
給料はいりません、はじっこに席だけ作ってくれたらなんでもします、
そう言ってなんとしても潜り込んで一生懸命やれば
さすがに給料少しは払ってくれるでしょって。
さすがにそれはしなかったけど(笑
言っている意味はよくわかって、
そりゃそうだ。やりたいって、そういうことだ。
って思ったのをよく覚えています。

あなたもわたしも同じ人間ですから、

もっと想像して、相手の立場に立てば

道は開けるのでは、って思うんです。

 

 

あの子はお返事くれなかったけれど、

次はなんとか繋がるといいね、という思いで書いてみました。

 

h.

年鑑第二号『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN〈2017〉』

こんにちは!

今日は『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN〈2017〉』のお話です。

 

 

『年鑑 日本のパッケージデザイン〈2017〉』のお仕事が決まってから少し後に、

その話は突如やってきました。

 

「また年鑑の仕事がきた!しかも2冊も(笑)」

 

やりたいとは思っていたけど同時に3冊…

(その後すぐにスタッフを募集したのは言うまでもありません)

 

 

ページ割りを決める作業がとても印象的でした。

票数が多い順に、掲載する作品の面積を決めていくのですが、

サムネイルをコピー用紙にパズルのように並べては貼り並べては貼り…を繰り返しました。

 

JAGDAのスタッフさんと二人三脚で作り上げた資料。
この汗と涙の結晶は遊泳グラフィックの会場で閲覧することができます◎

 

このページの下のパッケージはお馴染みukaさんのお仕事。
(This Oneをいただきました!)
会場にパッケージの実物あるので見てください◎

 

「自分の作品が大きく載っていたら嬉しいよね!」そんな理由から、

掲載作品は余白ギリギリまで攻めて、大きくレイアウトしました。

 

とにかく作品の点数が多かったので、色校正のチェックにも時間がかかりました。

プリンティングディレクターさんと実際の作品を見ながら、

1点1点確認する作業。ポスターなど大型なものは引っ張り出すのも大変で、

 JAGDAのスタッフさんに感服しました。

座って校正をチェックしているだけでもへとへとなのに…

ブレイクタイムのチョコレートが沁み渡りました。

 

 

若い世代のデザイナーさんにも届くものにしたい…そんな思いから、

表紙のアートワークを平山昌尚さんにお願いしました。

このお仕事を頂いた瞬間から、高田の頭の中では

“平山さんのイラスト”という構想があったようです。

早い段階から、机の横の壁にデザインラフが貼り付けられていました。

 

表は太陽、裏は月になっています。

平山さんにイラストをお願いするときは、高田が平山さん風にイラストのラフを作って

デザインの検証をしています。それが秀逸で面白かったりします。

 

 

ダンボールのケースは、最初から決めていた仕様ではありませんでした。

本が出来上がっていくにつれ、緩やかに決まっていきました。

表紙は黒かな〜、ケースはダンボールとかかな〜、、みたいな感じです。

なんとなく形になっていくのも、Allrightではよくある光景なのです。

 

こうして、『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN〈2017〉』は出来上がりました。

 

他にも平山さんに参加してもらったアートワークは数知れず…

遊泳グラフィックの会場にもたくさん展示しています!

 

ぜひ探してみてくださいね◎

 

クリエイションギャラリーG8 高田唯展「遊泳グラフィック」

 

会期:10.19 木まで

時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

 

次回は、第三号『Tokyo TDC Vol.28』の裏話をお伝えします!

お楽しみに〜

 

 

yt.