「Allright Musicってなんですか?」〜宣言篇〜

「Allright Music 設立によせて」


たとえば、昔よく聴いた曲のほんの一節を耳にしただけで
 当時の風景や、匂いや、感情までもが蘇ってきたり
 無機質な空間のなかにうっすらとBGMがかかっただけで
 ふっと気分が軽くなったり…。

 

視覚や聴覚とはまた違う方法で
 わたしたちの生活そのものをまるごと包み込む、音楽の力。

 

Allright Musicは、良いエネルギーを持った音と言葉と
 それからハッとするような楽しいアイデアとを自由に組み合わせて
 いろんな人生を彩る音楽を生み出していきます。

 

(2017.09.01)

 

 


みなさんはじめまして、Allrightの清丸です。
このブログをお読みの方はすでにご存知の方がほとんどだと思いますが
Allrightは2017年9月より新部門「Allright Music」を立ち上げました。

 

音楽レーベルを始めます、と宣言したところ、身近な方からも
「Allrightで音楽レーベルをやるってどういうこと?なにするの?」
「デザイン/活版のAllrightがなぜ音楽をはじめたの?」
などなど、さまざまな質問が寄せられました。

 

その辺りについては、
ハッキリしていることもボンヤリしていることもあるのですが
今後のAllright Musicの活動をより楽しんでいただくために、
この場を借りて連載形式でお答えしていきたいと思います。

 

本日はコチラ〜↓

 

 

レーベル発足のお報せをしてから最も多く聞かれたのが
「Allrightで音楽レーベルをやるってどういことですか?」
「そもそも音楽レーベルってなんですか?」という疑問でした。

 

辞書的な意味合いのことならば簡単になら説明できますが、
この質問への適切な答え方は、僕もまだよく分かっていません。
…というと先行き不安に感じられるかもしれませんが(笑)

 

まず確かなことが2つありまして
僕がおもしろい音楽を生み出せる、ということと
Allrightの中にはワクワクする「いいエネルギー」があること。

 

これらのシンプルかつ揺るぎない事実を足場として、
人が喜ぶよい音楽を作って、なおかつ自分もうれしいという場所を
よりたくさん開拓していこうと思っています。

 

手始めに東郷清丸の1st Album「2兆円」の制作/販売にこぎつけましたが
(その制作事情に関しても書きたいことは山のようにあるのですが)
これは、できることのまだほんの一部でしかありません。

 

今後、いまの僕が想像も出来ないような何か、を実現できる予感がビシビシありまして
そういう機会をちゃんと作れるように、色々動いていこうと思っております。

 


- - - -
次回は「なぜ音楽をはじめたの?」ということについて。
"グラフィックデザイン" "活版印刷"ときて、次がどうして音楽になったのか
書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

【CMコーナー】

 

絶賛会期中の「遊泳グラフィック」にて

Allright Music発足第一弾のアルバム、東郷清丸の「2兆円」販売中!!

 

会期は10/19までなのであとおよそ一週間。

これを逃すと次回は全国発売の11/22(水)まで入手不可能です。

世間で話題になる前にぜひゲットワイルド!してくださいませ。

 

会期中最後の土曜14(土)には13-18時ごろ在廊します。

その場でサインしますのでぜひ会いにきて下さい。

 

2枚組で計60曲の特大ボリュームでなんと2,000円!

2兆円から計算すると99.9999999% OFF!!!!!

 

見ためのインパクトも大きいですが

グッドリズム/グッドメロディがぎっしり詰まった作品です。

どうぞよろしくお願いします〜〜

 

リード曲「ロードムービー」MVはコチラ↓

 

 

年鑑第三号『TDC vol.28』

『TDC vol.28』が9月30日に発売されました。

できたてほやほやの年鑑第三号について、お届けします。

 

 

表紙にななめに貼りつけられたものは、極薄のレンチキュラーです。

富士フイルムさんの技術が集結した逸品。

富士フイルムさんにレンチキュラーをご相談した経緯は、

2017年春にリリースした、『PHO』の見本帳の制作でした。

 

 

↑『PHO』見本帳:富士フイルムの写真の印画紙技術から生まれた紙『PHO』。

絹のような質感で、発色が良く加工にも適している。

3色展開にケント紙、エンボス紙と豊富なラインナップになっている。

この見本帳を弊社でディレクション&デザインしました!

遊泳グラフィックの会場(Allrightの部屋の平台、冊子コーナー)にて展示中◎

 

ご担当さんにレンチキュラーのことをご相談したら、快く引き受けてくださいました。

レンチキュラーの表現はとても多彩で、

2コマや3コマに、絵が切り替わるチェンジングというものや、

絵が3Dのように立体的に見えるものなど様々。

今回はチェンジングを採用することに。スミのアウトラインは据え置きで、

色面が切り替わるようにしました。もっとパキパキ切り替わるのかな…と

想像していたのですが、前後の色が混ざり合ってきれいなグラデーションに。

 

 

 

このようなプロセス4色のデータを用意しました。

特色は一切使っていません。光の加減なのかRGBのような多彩な色域。

照明や見る角度で色が変わるので、表情豊かな表紙になりました。

はじめは水平垂直なデザインだったのですが…入稿直前でナナメに変更。

 

グランプリとロゴのページ以外は黒背景にしました!

通常年鑑などに作品が掲載されるとき、白ベースの作品は紙地との境目を表すため、

数%のスミアミを乗せて擬似的な白を作ります。

本来の紙の白さを表現したい!という声から、ドキドキの黒背景に挑戦しました。

 

クーターバインダーという製本により、のど元までしっかり開きます。

レンチキュラーは手貼りと伺いました。

更にレンチキュラーの段差によって干渉し合う本を傷つけないようにと、

一冊一冊丁寧にシュリンクをかけてくださいました。

細部まで技術と思いやりが詰まった年鑑になりました。

この場を借りて、関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

結果的に3冊の年鑑のお仕事は、

一冊終わったら次…という具合で、同時進行になることがほとんどありませんでした。

一年中なんらかの年鑑に携わっている状態だったのですが、

わたしたちにとっては幸せな一年でした。

 

クリエイションギャラリーG8 高田唯展「遊泳グラフィック」

 

会期:10.19 木まで

時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

 

 

yt.

採用のこと

今日は採用のことを少しお話してみたいと思います。

 

はじめにお伝えしておきますが募集の記事じゃないです!スミマセン!

 

 

ありがたいことに、メールで時々いただくんですね

スタッフを募集していらっしゃいますか、と。

メールを下さる方の多くは就活をしている学生さん、

あるいは卒業したての方です。

 

つい先日も募集をしていますか、とメールをいただきました。

 

ありがたいなぁ、と思いました。

 

お返事をしました。

 

「今は募集をしていませんが、機会があればぜひご応募ください」と。

 

その後どうなったかって?

なんのお返事もありませんでした。

 

実は、今まで、募集をしていなかったタイミングでも

同じようにメールをくれてスタッフになった人もいたんです。

 

同じように、今は募集していないと伝えて。

それでもお返事をくれ、思いを伝えてくれたんですね。

 

会ってみよう、話してみよう、そういう思いにしてくれたから、

一緒に働くことに繋がった。

 

 

 

以前いてくれた中山信一くんは、まさにそうして仲間になってくれた一人です。

ある日、熱いメールを送ってくれて、私はそれに対して

どうしてうちに入りたいのか作文を送ってくれますか、とお願いしたんですね。

そしたら彼はお願いしたその日の夜に仕上げて投函してくれた。

 

そうしたらやっぱり会ってみよう、って思うじゃないですか。

 

その人の在り方を見たいと思うから。

 

 

もう一人、後藤洋平くんも、本当!!に!!!

しつこかったんです(笑

鞄持ちでもなんでもしますから!!!って。

いや〜マジでしつこかった。。さすがさそり座。。

 

 

今は二人とも卒業して、

それぞれイラストレーターとカメラマンとして活躍してますし

お仕事お願いすることもあります。

 

 

今いてくれている清丸もそう。

元々印刷会社の営業だった人が、活版印刷職人になって
なんなら音楽レーベル立ち上げてますし。。。
彼は最初のメールに書いてました。
「ここなら変われるんじゃないかって」と。
そういう覚悟で動く人は、別にオールライトじゃなくたって変われたと思うけど
何かを感じてくれてるんだな、と思ったからこっちも必死にこたえただけで。

 

これから就活(&転職)をする人に申し上げたいのは

方法は一つではないということです。

 

もちろん、何をやっても結局は思い通りにならないかもしれない。

就職と転職はタイミングも大きいし。

でも、工夫したこと、一生懸命思いを伝えたことは無駄ではないんです。

 

私が昔転職をするときに相談にのってもらった叔父も言ってました。
給料はいりません、はじっこに席だけ作ってくれたらなんでもします、
そう言ってなんとしても潜り込んで一生懸命やれば
さすがに給料少しは払ってくれるでしょって。
さすがにそれはしなかったけど(笑
言っている意味はよくわかって、
そりゃそうだ。やりたいって、そういうことだ。
って思ったのをよく覚えています。

あなたもわたしも同じ人間ですから、

もっと想像して、相手の立場に立てば

道は開けるのでは、って思うんです。

 

 

あの子はお返事くれなかったけれど、

次はなんとか繋がるといいね、という思いで書いてみました。

 

h.

年鑑第二号『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN〈2017〉』

こんにちは!

今日は『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN〈2017〉』のお話です。

 

 

『年鑑 日本のパッケージデザイン〈2017〉』のお仕事が決まってから少し後に、

その話は突如やってきました。

 

「また年鑑の仕事がきた!しかも2冊も(笑)」

 

やりたいとは思っていたけど同時に3冊…

(その後すぐにスタッフを募集したのは言うまでもありません)

 

 

ページ割りを決める作業がとても印象的でした。

票数が多い順に、掲載する作品の面積を決めていくのですが、

サムネイルをコピー用紙にパズルのように並べては貼り並べては貼り…を繰り返しました。

 

JAGDAのスタッフさんと二人三脚で作り上げた資料。
この汗と涙の結晶は遊泳グラフィックの会場で閲覧することができます◎

 

このページの下のパッケージはお馴染みukaさんのお仕事。
(This Oneをいただきました!)
会場にパッケージの実物あるので見てください◎

 

「自分の作品が大きく載っていたら嬉しいよね!」そんな理由から、

掲載作品は余白ギリギリまで攻めて、大きくレイアウトしました。

 

とにかく作品の点数が多かったので、色校正のチェックにも時間がかかりました。

プリンティングディレクターさんと実際の作品を見ながら、

1点1点確認する作業。ポスターなど大型なものは引っ張り出すのも大変で、

 JAGDAのスタッフさんに感服しました。

座って校正をチェックしているだけでもへとへとなのに…

ブレイクタイムのチョコレートが沁み渡りました。

 

 

若い世代のデザイナーさんにも届くものにしたい…そんな思いから、

表紙のアートワークを平山昌尚さんにお願いしました。

このお仕事を頂いた瞬間から、高田の頭の中では

“平山さんのイラスト”という構想があったようです。

早い段階から、机の横の壁にデザインラフが貼り付けられていました。

 

表は太陽、裏は月になっています。

平山さんにイラストをお願いするときは、高田が平山さん風にイラストのラフを作って

デザインの検証をしています。それが秀逸で面白かったりします。

 

 

ダンボールのケースは、最初から決めていた仕様ではありませんでした。

本が出来上がっていくにつれ、緩やかに決まっていきました。

表紙は黒かな〜、ケースはダンボールとかかな〜、、みたいな感じです。

なんとなく形になっていくのも、Allrightではよくある光景なのです。

 

こうして、『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN〈2017〉』は出来上がりました。

 

他にも平山さんに参加してもらったアートワークは数知れず…

遊泳グラフィックの会場にもたくさん展示しています!

 

ぜひ探してみてくださいね◎

 

クリエイションギャラリーG8 高田唯展「遊泳グラフィック」

 

会期:10.19 木まで

時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

 

次回は、第三号『Tokyo TDC Vol.28』の裏話をお伝えします!

お楽しみに〜

 

 

yt.

第1回  オールライトインタビュー

 

みなさまこんにちは。


現在銀座のG8で開催されております眦塚E検嵳訓縫哀薀侫ック」について、オールライトのメンバーにインタビューをしていきます。展示の見どころや制作の裏話、おすすめな楽しみ方など、これを読めば展示がもっと楽しくなりますよ!

 

第1回はいちさんこと山田智美さんです!いちさんは2009年にAllrightに入社しました。8年間Allrightを見てきたいちさんが感じる「遊泳グラフィック」について伺えればと思います。

 

--

 

──展示の開催が決まった時、どんな気持ちでしたか?  

 

うそー!? すごーーーい! と思いました(笑)。

 

──今回の展示「遊泳グラフィック」はポスターのインパクトがすごいですね。初めてあのポスターを見た時、どう思いましたか?

 

うーん、いい意味で驚かないというか、ゆいさんだからそうなるだろうなと思いました。いつもそんな感じかも(笑)。昔はゆいさんの提案するものに対して「オリエン聞いてたんですか!?」と衝撃を受ける事もありましたが、慣れてきてそれも自然に受け入れちゃうようになっています。

 

クライアントさん相手だと、こちらがベスト!!と用意した案が通らないこともありますが、それを「絶対に通す!」ということはなく、通らなかった案のおかげで、新しい意見を聞き出すことができるので、どのアイデアも無駄にならないと思います。

 

──展示の一部屋目、「Allrightの部屋」にはものすごくたくさんの作品が展示されておりますが、これまでの仕事をずらーっと見てどのような気持ちになりましたか?懐かしく感じましたか?

 

不思議なもので、あまり懐かしいとは思いませんでした。その作業をしていた当時の状況を振り返れば、懐かしいなぁと思うのですが。流行を意識して作っていないからかもしれませんね。

 

──他の部屋についてはどう思いましたか?

 

「ゼミの部屋」が一番楽しみでした。「Allrightの部屋」については自分が関わっているのでだいたいの予想はついたのですが、「ゼミの部屋」はどうなるのかが全く見えていなかったので。


授業の内容はもちろんですが、特に展示の方法が衝撃でした。ガムの作品を展示するとは聞いていたけど、設営中にゼミ生を集めて、ガムの造形物を作り出したのには驚きましたね。

 

あとは普段使っているコピー用紙に出力したものをそのまま展示したり、そういう柔軟なところがAllrightだな〜と思いました。せめてもうちょっと良いコピー用紙買っておけばよかった…(笑)。


「三角の部屋」も実は年代物の古い紙を使っていたりして、そういう実は…な所がいろいろ隠されているんじゃないでしょうか。

 

──展示が始まって約2週間、特に印象に残ったことは何でしょうか?

 

一緒に仕事をしてきた方が展示を見てくれて、感想を言ってくれたことがすごく嬉しかったです。

 

──今回の展示でここは絶対見てほしい!というポイントを教えてください。

 

裏面かな、裏面まで気を抜いていないというところは見てほしいです。本の中面の小さなところとか。

 

あとは作品の近くに貼ったキャプションも見てほしいです。カメラマンさんやイラストレーターさん、映画文字を書いてくださった方など、ここに至るまでにたくさんの方に関わっていただきました。表層的な部分だけではなく、そういった少し細かな部分にも目を光らせてもらえると面白いことが見つかるかもしれません。

 

──物販コーナーも充実しておりますが、いちさんのおすすめ商品は何ですか?

 

年鑑3冊(パッケージ年鑑/JAGDA年鑑/TDC年鑑)ですね。ひまさんのアートワークが入ったビニール袋が会場に到着したのでJAGDA年鑑を買ってその袋に入れてもらうとか、最高の組み合わせですね。

 

 

 

──いいですね…!最後に、これから展示を見るみなさまに一言お願いします。

  

1回だけでは見きれないという声が続出しておりますので…出来れば2回来るなりしていただけると(笑)。あとは、「こんな事が聞きたい!」とかそういう意見をいただければブログでおこたえすることも出来ますので是非みなさまのお声を届けてください。という感じですかね!

 

──いちさんありがとうございました!

 

--

 

眦塚E検〕訓縫哀薀侫ック」は10月19日(木)まで。みなさまぜひお立ち寄りください。

 

ts.

 

年鑑第一号『年鑑 日本のパッケージデザイン〈2017〉』

弊社がデザインを手がけた、『Tokyo TDC Vol.28』が発売されました!

 

昨日よりクリエイションギャラリーG8 高田唯展「遊泳グラフィック」の会場では、

『年鑑 日本のパッケージデザイン〈2017〉』、

『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN〈2017〉』、

『Tokyo TDC Vol.28』の3冊が横に並んだ姿をご覧いただくことができます◎

 

わたしは会期中にこの3冊が並ぶ姿を今か今かと心待ちにしていました。

これから3回にわたって、年鑑制作の裏話を連載していきます!

 

 

さかのぼること3年、日本パッケージデザイン大賞、

化粧品・香水部門で金賞を頂いたことがきっかけとなり、

2017年度版の書籍のデザインのお仕事が舞い込んできました。

 

きっかけとなったuka nail oil  takeoff 13:00

フタを開けると、30パターンの空の写真がのぞく。

こちらの作品も会場で展示中です!

 

年鑑のデザインに携わることは、かねてから望んでいたことなので、

お話をいただいた時は、飛びあがるほど嬉しかったのを覚えています。

(この時、さらに年鑑のお仕事が入ってくるとは知る由もありませんでした)

 

年鑑委員会のみなさんと会議を重ねていくうちに、

何を思ったか高田の口から「宇宙」というキーワードが出てきて、

そこからおよそ半年の間「宇宙」と対峙しながら、

時に自問自答しながらデザインしていきました。

 

特に宇宙感にこだわったのは作品撮影。

入選作品オール撮影、1商品につき1ページ掲載という贅沢な仕様だったので、

せっかく撮るなら他にない見せ方を考えたい。

作品を宙に浮かせてはどうだろう。と言われた時、わたしは耳を疑いました。

451点もある作品全てをテグスで吊るすのですか!?

始めは本気だったようですが、、カメラマンさん達の発想とテクニックのおかげで、

浮遊感を出しながらの撮影を乗り越えました!

 

作品と背景との接地面に出る影、純粋に作品を見る人にとって、

なくてもよい情報なのではないかという議論がありました。

切り抜きでは味気ないので、影の存在を最小限に抑えるという意味でも

「宇宙」はぴったりのテーマだったのかもしれません。

 

今回の書籍ではもう一つクリアしなければならない課題がありました。

『セルフ販売』と『対面販売』の住み分けです。

コンビニで販売されるスナック菓子のパッケージと、お菓子屋さんで売られるパッケージを

同一の基準で審査して良いのだろうか。

毎回そのことがひっかかり審査委員の方々を悩ませていたそうです。

今回は『セルフ販売』と『対面販売』分けて審査しよう! という流れになり、

その縮図を年鑑の書籍の中でもわかりやすく表現してほしいとオーダーをいただきました。

 

既にご覧になった方はもうお分かりですね。

『セルフ販売』は白背景。『対面販売』は黒背景で撮影しています。

書籍の小口を見るとシマシマ。

主要5部門(食品/菓子/アルコール飲料/一般飲料/化粧品・香水)は

1カテゴリーの中に『セルフ販売』と『対面販売』の

それぞれ金・銀・銅賞が存在しています。

受賞者が最も多い表彰式になったそうです!

 

パッケージデザイン大賞を受賞された2作品のページはもちろんですが、

巻末のダイアグラムも必見です。

時代の流れに合わせて変化を遂げてきたパッケージデザインと審査方法を

ダイアグラムによって垣間見ることができます。

 

 

ケースに使っている写真は大理石のテクスチャです。

言われてみれば大理石なのですが、荒ぶる海面や、

どこか遠い惑星の表層のようにも見えませんか?

表紙は蛍光オレンジのビニールカバーを選びました。

見本帳の中でひときわ目立っていたものです。宇宙感を助長させていますね。

 

 

そんなこんなで出来上がった、

『年鑑 日本のパッケージデザイン〈2017〉』は

 

遊泳グラフィックの会場でご購入いただくことも可能です。

 

会期:10.19 木まで

時間:11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

 

またとない機会ですので、他の2冊と比べながらじっくりご覧ください!

 

 

yt.

看板できました

 

AllrightPrintingの看板ができました。

 

 

目立つ〜〜!


しっかり額装されていいかんじです。

 

URLも入っているのですぐに検索できますね。

 

オールライトにはデザイン部門/印刷部門/音楽部門(new!)の3つの部門があり、
その中の印刷部門をAllrightPrintingと呼んでいます。

 

おもに活版印刷機を動かしながら、名刺やショップカード、ハガキやチラシ、

その他もろもろ、あらゆる印刷物に携わっています。

 

グラフィックと連携しながら作る印刷物は、とても面白いですよ◎

 

これからAllrightPrintingについてもこのブログで紹介していこうと思いますのでどうぞお楽しみに。

 

すぐに見たいよ!という方には現在銀座のクリエイションギャラリーG8にて開催中の眦弔慮津犬おすすめです。

眦塚E検〕訓縫哀薀侫ック

 

これまでの印刷物を多数展示しておりますのでぜひお立ち寄り下さい。

 

それではまた!

 

ts.
 

ARG初めての仕事

今日は、Allright Graphicsのスタートしたばかりのお話。

 

Allright Graphicsは、
北條舞・高田唯の実の父である
高田修地(のぶくに)が
心筋梗塞で倒れたことがきっかけでスタートしました。

 

当時69歳だった父もグラフィックデザイナーで、
私たちは後を継いだことになりますが、
そもそも、高田は先生を(私の記憶が確かならば体育の…)、
北條は栄養士を目指していたことがありました。
忙しすぎる父を見て育ったので、絶対!
デザイナーにはなりたくなかったんですね〜。

 

…なってますね。この話はまた別の機会で。

 

 

 

そんなわけで、
ひとりでは仕事ができない状態になった父と
高田家の家計をささえるために、集合!ということで
高田はgood design companyをはなれ
フリーでデザインをしていた北條も加え
2006年に自分の意思とは関係なくほぼ強制的にスタートしたのでした。

 

実はこの時、借り入れをする必要もあって、
借金をかかえ、まさにマイナスからのスタート、だったんですね。
Allrightの知られざる過去。

 

この時高田も北條も、まだ20代でコネも人脈もない状態。
先もわからない(それは今もわかりませんが)。
そもそも仕事ない。

 

 

不安でした。

 

 

そんな中、公の仕事としてはほぼ初めてでしょうか。
劇団のちらしをデザインさせていただくことになりました。
それがこちら、劇団GOOGIE★WOOGIEのフライヤーです。
 
 

 

 

 

 

このデザイン、本当に全力!!でやったんです。

 

仕事がなかったし、とにかくデザインができることが嬉しかった。
イラストは高田が、写真は北條が。
限られた予算でできることを、印刷屋さんに相談しながら。

 

実はこのフライヤー、A4ではないんです。
ちょっとだけ、細い。
それは、刷り枚数を稼ぐため「取り都合優先」といって、
より多く面つけができる一番効率のいいサイズにしたから、なんですね。
Allrightが得意とする
印刷加工を駆使したデザインの萌芽がうかがえるエピソードでした。

 

 

劇団GOOGIE★WOOGIEのお仕事は本当に楽しくて、
この後に続くフライヤーも、
デザインだけでなく印刷加工の妙を使ったものが多いです。
劇団のみなさんがびっくりしたり喜んでくれるのが嬉しかったのと
団長が「好きにしていい」という方だったので
本当に存分にやりたいことをやった幸せな仕事でした。

 

(残念ながら劇団は2015年に解散しています)

 

 

 

 

のちに、このフライヤーのデザインが載った雑誌を見て、
初のスタッフ募集に応募してくれたのが山田智美。
今やAllrightにはなくてはならない存在までになってくれました。

 

劇団GOOGIE★WOOGIEの歴代のフライヤーは
10/19まで銀座のリクルートビル1階、G8さんでご覧いただけます。

 

Allrightの歴史のスタートのデザイン。
多くの方に見ていただけたら嬉しいです。

 

h.

個展開催に寄せて

昨夜は高田唯の恩師の水野学さんをお迎えして、

G8ギャラリーにてトークショーが開催されました。

 

私たちAllrightのメンバーも知らない、駆け出しの頃の高田唯のこと、

そして独立から11年の時を経て、デザイナー同士として

デザインをどう考え、使って行くかという2人の具体的な話を聞けた
とても貴重な夜でした。

 

水野学さん、お忙しい中、ご登壇くださり本当にありがとうございました!

高田唯への愛をひしひしと感じる時間でした◎

 

お花もありがとうございました!

 

 

高田が展覧会オープンにあたり書いた記事を転載します。

 

2006年に「Allright Graphics」を

父・眦捗っ呂隼弌λ黙衂颪閥Δ房族箸妊好拭璽箸靴討ら11年。

 

今では活版印刷「Allright Printing」や、

音楽部門「Allright Music」までも立ち上げて、

ますます面白くなってきました。

 

今までのメンバー、兄ちゃん、いち、うえ、gt、

中山くん、ぎーす、きよ、たっしーはじめ、

アルバイトしてくれたみんなとも良い関係でいられて、

とにかく人に恵まれてきました。

そこは一番の才能だと思ってます。

 

そして一緒に仕事をしてくれたパートナーとも言える、

カメラマンさんやイラストレーターさん、

編集者さんやコピーライターさん達との出会いも

刺激的でやめられません。

 

自分ではつくれない、表現できない、

ワクワクを提供してくれる皆さんにも感謝です。

年齢関係なく今後もどんどん発掘していきたいです。

 

そしてそしてAllrightに仕事をくださった方たちにも感謝です。

当初は見栄を張ったりかっこつけたり、

なんとか社会というものにしがみつく思いでした。

 

そのため迷惑をたくさんかけ、がっかりさせたこともあると思います。

それでも少しずつひとつづつ小さいことにも反応して反省を続け今があります。

 

毎日心は動きますし、季節や体調の変化はありますが、

一つだけ揺るがないのは「カタチ」に対する想いです。

 

まだまだ美しく、おもしろく、力強く、出会ったことのないカタチはあるはずです。

 

そのカタチを4年半勤めてきた

東京造形大学での眦張璽澆燃慇乎に協力してもらい、

身近なものから探すようにしています。

 

重要なのは自分の解釈や角度を変えるということ。

目の前にあるものは念じても形は変化しません。

 

もしもこうだったら?と妄想してみると

別のものが浮かび上がってきます。

 

そのゼミでの取り組みも展示します。

 

 

 

最後に、5年前からはじめた三角の絵のこと。

 

震災以降、自分の無力さを感じながら、

闘病していた父も他界し、

なにか実感を持ちたく、

おじいちゃんになってもできることはないかなと

突然思い立ってはじめた三角の絵。

 

ゴシゴシ書くことで塗ることで、

身体に伝わる振動、満ちていく紙の上の色。

そしてやはり求めてしまうあらたなカタチ。

 

毎日ではないけれど

描きたくなった時に描いてきた
250枚ほどの三角も展示します。

 

とにかく想いが重い展示かもしれませんが(笑)、

11年分の僕たちを全て出したつもりです。

 

展示期間は10月19日までのちょうど1ヶ月間です。

ぜひご覧ください◎

 

 

ー以上FaceBook投稿より

 

 

10/19まで開催しています 高田唯展「遊泳グラフィック」

ぜひぜひお越しくださいね!

 

クリエイションギャラリーG8 高田唯展「遊泳グラフィック」

 

 

h.

高田唯展 「遊泳グラフィック」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日、2017年9月19日より

Allright 高田唯の個展「遊泳グラフィック」がスタートしました。

 

 

発足から11年の仕事の数々、

教鞭をとる東京造形大学でのゼミワーク、

そして個人でコツコツ描きためてきた絵。

 

大きく3つのパートに分けて展示をしています。

 

このブログではこの展示をスタートに

ここに至るまでの11年のこと、

そして日々のことを綴って行こうと思います。

 

 

2014年の秋に、思い立って外部の編集室にお願いして作ってもらった

会社案内のような「ALL RIGHT讀本」というものがあるのですが、

その最後に載せた言葉は、今も私たちの根幹にある、大切な理念です。

 



 

11年を経て、また新しい世界を創造していけることを思うと

本当にワクワクします。
 

これからも改めてどうぞよろしくお願いします。

 

h.